自転車は便利な移動手段ですが、乗り方やルールを誤ると大きな事故につながることがあります。 このページでは、乗る前の点検と、事故を防ぐために保護者の方に知っておいていただきたいことをコンパクトにまとめています。
冬休みや長期休みに入る前など、ぜひお子さまと一緒にご確認ください。
1.乗る前の安全点検「豚はしゃべる」
自転車事故の中には、ブレーキやタイヤなどの整備不良が原因となるものも少なくありません。 乗る前に、次の「豚はしゃべる」の5つのポイントを親子で確認しましょう。
・キーキーなど、異常な音がしないか。
・パンクやひび割れがないか。
・溝がすり減っていないか。
・曲がったり、変形していないか。
・タイヤと泥よけ・フレームがこすれていないか。
・サドルの高さは、つま先が軽く地面に届く程度か。
・夜間や夕方に走行する場合は、ライトが点灯するか。
サドルが低すぎると、足がペダルや地面に引っかかり、転倒の原因になります。 お子さまの成長に合わせて、定期的に高さを調整しましょう。
2.事故を防ぐために知っておきたいこと
(1)自転車保険の重要性
自転車は道路交通法上「軽車両」に分類されます。
歩行者との接触事故などで相手に重大なけがを負わせた場合、加害者側には高額な損害賠償責任が生じることがあります。
実際に、小学生が横断歩道に自転車で飛び出し、歩行者と衝突して被害者が重い障がいを負った事故では、約9,800万円の損害賠償が命じられた判決も報告されています。
万が一に備え、自転車保険や個人賠償責任保険への加入状況を、あらためてご確認ください。
(2)自転車の交通ルール
・自転車は車と同じく左側通行です。
・歩道では歩行者が最優先です。歩行者のすぐそばを高速で走行しないよう注意しましょう。
12歳以下の子どもや70歳以上の高齢者などは、条件を満たす歩道を通行できますが、その場合も速度を落とし、安全な距離を保つことが必要です。
(3)交差点での注意
自転車事故が最も多い場所は交差点です。
交差点に入る前には必ず速度を落とし、一時停止や左右・右後方の確認を行いましょう。
(4)「止まれ」標識の見落としに注意
「止まれ」の標識は、カーブの先や道のくぼみ付近など、見えづらい位置に設置されていることがあります。 一時停止線がある場所では、必ず一度止まり、左右の安全を確認してから進行するよう、お子さまと確認しておきましょう。
(5)スピードの出しすぎは大きな事故につながります
スピードを出しすぎると、交差点や曲がり角で大きく膨らみ、曲がり切れずに車や歩行者と接触する危険があります。 お子さまには、「いつでも止まれる速度で走る」ことを繰り返し伝えていただければと思います。
自転車の安全のカギは、「止まる」「見る」「ゆずる」の3つです。
日常の会話の中で、折に触れて確認していただくことで、事故防止につながります。